こんな投資信託は買ってはいけない!(2) 毎月決済型ファンド
分配金に潜む大きなコスト
「投資信託から毎月お小遣いがもらえる」と聞くと「いいなあ~、私もやってみたい」と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
でも、待ってください!
こういう投資信託は「毎月決算型」や「毎月分配型」と言って、多くのファンドがあり、とても人気があるのですが、あまり良い投資対象とは言えません。
毎月決済型・毎月分配型ファンド
毎月配当などを出す投資信託のことを「毎月決算型」や「毎月分配型」と言って、多くのファンドがあり、とても人気があるのですが、あまり良い投資対象とは言えません。
例えば、国際投信投資顧問が運用している、毎月決算型の国際債券(無ヘッジ)で運用する投資信託「グローバル・ソブリン(毎月決算型)」は、「2001年度最高の人気ファンド」で運用資産は日本一でした。現在でも純資産を増加させ続けています。
グローバル・ソブリンは「毎月決算型」という名前などからも分かる様に「毎月分配金が支払われる」ファンドです。
低金利で預金があてにならない今、年率3~5%程度になる毎月の分配金をお小遣いの一部にしたい、といった要望や、1万円程度から投資できる気軽さなどから買われているようです。
グローバル・ソブリンはともかく、これらの毎月決算型のファンドには良いことばかりではありません。
恐ろしい課税コスト
毎月の分配金は当然源泉徴収の対象となり、20%の税率で税金がかかります。
投資信託が投資し、月ごとに得たリターンを分配しているのですが、その分配金の20%が税金で持って行かれてしまうのです。
毎月利益に対して20%削られていくため、長期的に見ると大きな損失になります。
例えば、同じ投資対象に投資しているファンドがあったとして、そのファンドが年に一回しか決済を行わないとすると、毎月決算型のファンドよりも結果的に見て良い成績を残すことになります。
毎月高い分配金を受け取れると、受け取れる分配金をもとに投資を考えてしまいがちですが、客寄せの為に基準価額を削って高い分配金を出すようなファンドもあるそうです。
そのために元本割れするようなことがあれば、元も子も無いですよね・・・。
こういったファンドは、「年金の足しに毎月キャッシュフローが欲しい」という年金生活者の方などにとっては良いファンドだと思いますが、そうでも無い方が同じリスクを取りに行くのであれば、もっと効率の良い投資対象に目を向けた方が良いでしょう。
金融商品全般に言えることですが、こういった分配金や配当・利子といったものにかかるコストを見落とさないように注意しましょう。

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