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こんな投資信託は買ってはいけない!(1) すでに死んでいるファンド

投資信託運営の裏側を考えることで簡単に「買ってはいけない投資信託」が見つかります。

投資信託の信託手数料は、ファンド運用会社、発売元、信託銀行の三者で分け合っています。
つまり・・・



投資信託の運営シミュレーション

投資信託の信託手数料は、通常預かり資産1.5%程度です。
最もシンプルなケースでは、この信託報酬をファンド運用会社(運用報酬)、ファンドを発売する証券会社(代行報酬)、信託銀行(受託報酬)の三者で分け合っていて、それぞれの会社の利益になります。

ここで一つシミュレーションを行ってみましょう。
仮にファンドの運用会社が利益として得られる運用報酬を預かり資産の0.5%として、ファンドの運用会社がどのくらいの報酬を得ているのかを考えることにしてみます。

例えば、預かり資産1億円のファンドがあったとします。ファンドの運用報酬はいくらになりますか?

...たったの年間50万円です。10億円の預かり資産なら500万円ですね。
この報酬でファンドマネージャーの人件費や経費を取ると確実に赤字になっていることが想像出来ると思います。

このことからファンドを維持するためには一定以上の資産規模が必要であることがわかります。

大きな運用会社ですと数百のファンドを運用している場合があります。
運用資産30億円以下のファンド(運用報酬は1500万円)は、人件費・経費を引くと赤字になると仮定すると、運用ファンドの中で黒字になっていると思われるファンドは一握りしかないことがわかります。


恐ろしいファンドの実態

それでは、運用会社は預かり資産の少ないファンドの運用をいったいどのようにしているのでしょうか。なんとか赤字を出さない様にやりくりする策は、次のようなものだそうです。

  1. 一人のファンドマネージャーにいくつものファンドを担当させる。
  2. 塩漬けにする。
  3. あきらめる・・・。

さらに、恐ろしいことはこれだけではありません。
ファンドを縛り付けている制約はまだあります。

それは親会社である証券会社の手数料報酬の為に、年間で一定回数以上の証券の売買が義務づけられているケースがあることです。
相場環境が悪くて動きたくない場合でも、この制約によって売買をしなければならないことがあるのです。


少ない純資産でも良い成績をあげれば、そのファンドに資金が集ってくる可能性もあるでしょう。しかし、資産が少ないファンドはより悪循環に陥っていると考えられます。

これらのことを考えると、ファンドは一定以上の規模を持ったものから選ばなければならないということが分かりますね。
投資信託を選ぶ際には、投資対象や過去の運用成績だけでなく、運用の規模もチェックするようにしてください。

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